現場ブログblog


改修工事の悩み

閲覧者の皆様、こんにちは。
皆様、シーリング防水ってご存知でしょうか?
工事の業種の中では、生活に身近なものの一つですが、もしかすると、一番意識することの無い物だと思います。

写真で一例をあげましょう。

矢印の先、このグレーの部分がシーリングと呼ばれる防水材なのです。
どうでしょうか?気づかれていましたか?
ほかにもお風呂とかキッチンまわりとか、お宅の中を探してみると、こういうものが見つかると思いますよ。

 

今回は現場で見つけたシーリングにまつわる悩みどころをご紹介します。

一枚、写真をご覧ください。

透明と、グレーのシーリング材がくっついているように見えますね。
さらにもう一枚。

ちょうど透明とグレーの境目でパカッと割れてしまっています。
どうしてこうなってしまうのでしょうか??

 実は、このシーリング材、材質が違っています。
透明のものがシリコンシーリング、グレーのものはポリサルファイドシーリングと呼ばれます。
(もちろん、色は多種多様ですから、単純にこの色だから…というわけではありません。今回は、ということです。)
さて、ではなぜくっつかないのでしょうか?

それはシーリング同士にも相性があるからなんです。
このシリコンシーリングは水や汚れをかなり弾きます。
しかし、シーリング同士の接着まで弾いてしまうのです。
また、水や汚れを弾く一方で、シリコンオイルが染み出ます。このオイルは実はかなり汚れやすい性質が有るんです。
使いどころを考えなければならない、難しさのある材料なのです・・・
特にこの改修工事の業界では・・・

今回は施工箇所のシリコンシーリングは全て撤去としました。(またこれが取れにくいのなんの!細かく切れちゃうんです。)
撤去した箇所を、シリコンが溶ける有機溶剤で洗浄して、施工し直しです。
いやあ、実に手間がかかります。

日々、良い施工のために悩みもありつつ工事を進めています。

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