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工事側の当たり前が管理組合様の当たり前になって頂くために。~タイル浮き編~

外壁タイルの不具合は、タイルを専用工具で全面打診し、タイルが下地から剥離している部分を打音で聞き分けて補修を行います。
タイルの浮きにも【下地モルタルが躯体コンクリートと接着していない浮き】と、【タイルが貼付けモルタルと接着していない浮き】があり、前者は【ゴロゴロ】といった低い音、後者は【ピンピン】という高い音がする傾向があるため、耳を澄まして音を聞き分け、補修方法を現場判断しています(どちらともつかない音がすることもあり、これを全て正確に判別するのは不可能です・・・)。
一番良いのはどちらの浮き状況でも対応できる貼替え工法ですが、貼替用タイルは工事前に既存タイルをサンプル採取し、特注で製作する(場合によっては既製品を使用することもあります。)ため、枚数に限りがあることと、不具合枚数が多くなると費用が想定よりも高くなる傾向があります。
また、その物件専用の特注タイルとはいえ、全く同じものを作ることは不可能なため、大面積を貼替えると補修箇所が目立つこともあります。
そこで、タイル目地から躯体コンクリートの所定の深さまでドリルで孔を開け、エポキシ樹脂を浮きしろ部分に注入してタイルの剥落を防ぐ【エポキシ樹脂注入工法】が併用されます。
この工法は口頭で説明してもなかなかイメージして頂けないことが多く、管理組合様に分かりやすく説明する方法は無いものか・・・と私は現場でいつも思っていたので、打合せ時には説明資料や図等を作成し、管理組合様にご説明するようにしています。
工事側の当たり前は、管理組合様の当たり前ではないので、打合せ時には【誰にでも分かりやすく丁寧に】を意識して、現場監督は打合せに臨ませて頂いています。

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